雑感

その他-others-

※この記事は、個人の考えです。人の数だけ考え方があると思いますので、他者の考えを否定するつもりは一切ございません。その点をふまえて読み進めて頂ければ幸いです。

タイイングについて

ゆるく、でも真面目に楽しむ!

僕は、タイイングが大好きです。
そして、タイイングを始めたばかりの方には、あまり堅っ苦しく考えて欲しくないという思いがあります。
「動画でこのマテリアルを使って、こうやって巻いているからそうしなきゃいけないんだ。」なーんてことは一切ございません。所詮は趣味です。楽しむことが第一です。肩肘張らずにゆる〜く楽しめばいいんです。

とはいえ、趣味には真剣に向き合いたいですし、いい加減なことをやるつもりは毛頭ございません。
僕が動画投稿しているフライパターンは、全てこれまで実際に使用してきた実績のあるパターンたちです。
使ったこともないのに雑誌等で紹介されているものだけを見て、ただなんとなく巻いているわけではありません。ちゃんと全部使ったことがあります。(ロイヤルコーチマンのバリエーションで紹介したCDCバージョンは、唯一まだ実戦投入していないパターンですが)
その上で、自分なりにしっくりくる巻き方で巻いています。

使ったこともない巻き慣れないフライを巻いても見る人が見ればすぐにバレちゃうと思います。
いい加減なことってできません。

ロイヤルコーチマン、巻くのニガテだけどたまに巻きたくなっちゃう。

釣行について

タイイング動画だけではなく釣行動画もアップする理由

釣りが下手にも関わらず釣行動画をアップしていますが、あんな未熟なスキルを全世界へ発信するというのは、ケツの穴見られるくらい恥ずかしいのです。
ただ、あれらは決して釣りの技術を伝えるという趣旨の動画ではなく、「僕が巻いたフライでも一応ちゃんと釣れますよ、安心してね。」という意味を込めた動画です。
先述した通り「タイイング動画にアップしたパターンは全て実際に使用していて、実績がある」んです。その証明みたいなものですね。
いろんなパターンのタイイング動画を出しても「本当にこれで釣れるの…?」と懐疑的な見方をされる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。一応、釣れます。

ということで、再生回数は伸びずとも大事な動画です。今後も機会がある限りアップしていく予定です。
映像を通して北海道の自然を楽しんでいただけたら嬉しいです。

ストマックポンプについて思うこと

釣行動画を観てくださった方はお気付きかもしれませんが、僕はストマックポンプを使用しません。
買ったことすらありません。
理由は単純です。魚にとって、あまりに酷だと思うからです。
人間に釣り上げられた挙げ句、口に管を突っ込まれる。この時点で相当なダメージであることは容易に想像がつきます。
人間で言えば、全力疾走して息切れしているにもかかわらず、胃カメラを突っ込まれるようなものかな〜なんて思っています。

そして、せっせと食べ集めていた小さな虫たちを根こそぎ吸い取られてしまう。
人間も魚も体力回復には食事(栄養)が必要です。ストマックポンプで吸い上げられた胃の内容物は、釣り上げられる際に消耗した体力を回復するためのエネルギー源になったはずです。

僕は、胃の内容物がなんであろうが、今ティペットに結んでいるそのフライで釣れたのなら、そこからヒントを得ればいいと考えています。胃の内容物で答え合わせをしようとは思いません。

そもそも、ストマックポンプを使ったからと言って本当に“答え合わせ”になるのでしょうか。
「16番のライトケイヒルで釣った魚の胃からフックサイズ16番くらいの黄色っぽいスピナーが出てきた。やはりこのフライで正解だったようだ。」確かにそうかも知れませんが、もしかしたら、ただ魚の気まぐれでフライを咥えただけかもしれません。僕の性格上こんなことを思ってしまうんです。

そして、やはりストマックポンプは使わなくていいかなーと思ってしまいます。
もちろん使用している人をどうこう言うつもりもありません。
あくまで僕は僕の考えのもと、ストマックポンプを使用しないというだけのお話でした。
まあ、釣りという行為自体が魚を傷つけることに他ならないのですが…。

この顔を見ていると…ストマックポンプを突っ込もうなんて思えません…。

言葉について

“言葉選び”は大切です。
動画内でお話しする言葉、動画のサムネや説明欄、ブログで使う言葉。様々な人の目に触れる以上はある程度気を遣う必要があります。

爆釣フライ?

例を挙げると「爆釣フライ」という言葉、僕は使いません。
フライフィッシングを始めたばりの人に偏ったイメージを与えかねないというのがその理由です。
あと、なんかダサい。恥ずかしい。
そのフライで「爆釣」するかどうかなんて状況によりけり。「爆釣フライ」だなんて、いつでもどこでも釣れるかのような物言いですが、そもそもそんなフライはあるのでしょうか。あったとしても僕は使わないでしょう。

釣りって、沢山釣れる日とそうでない日の両方があるから楽しいのではないでしょうか。
「今日はこのフライで爆釣したよ」という使い方なら良いんですがね。
「このフライさえ使えばいつでもどこでも爆釣間違いなし!」と言うニュアンスで使うのはちょっと違うかなと。

You Tubeでは多くの人に見てもらうため、サムネに工夫を凝らすのが定石ですし、とても重要なことだと思うのですが、「爆釣パターン!」みたいなサムネで初心者を釣ろうとするのは、僕の性格上「う〜ん…なんだかなぁ…」って感じなんですよね…。

オリジナル?

言葉についてはもうひとつ。「オリジナル」という言葉について。
僕には自身のオリジナルパターンというものはありません。
これまでにアップした動画では、スペントホッパーやB.Bニンフ、ピーコック&ゴールデンフェザントなんかは自分で考えたものではありますが、あれらは既存のパターンのいくつかの要素を組み合わせただけの誰しもが思いつくような、いわばバリエーションです。目新しさは無いハズです。

フライフィッシングの歴史や、世界中のタイヤーの数を考えれば、「自分のオリジナル」だなんて易々と言えないと思っています。
僕なんかが思いつくような事は、既にどこかで誰かがやっているのです。

僕が「オリジナル」という言葉を使うのは、「原物」や「原作」という意味合いで使っています。
僕のような独創性のカケラも無い人間が、自身のオリジナルパターンを考案しようとするならば、誰も使ったことのないまったく新しいマテリアルを手に入れなければなりません。
既存のマテリアルでまったく新しいパターンを考案するには、素晴らしい発想力が必要になってくると思います。

でも、いつかは巻けたらいいなぁとは思いますけどね、“僕のオリジナルパターン”。

その昔、思いつきで巻いたパターン。今ではフライボックスの常連さん。

最後に

徒然なるままに書いてきましたが、動画内で語る機会もありませんのでブログで…と思い立ったわけです。
僕は自分の考えを他人に押し付ける気はありませんし、そういう人が苦手です。
ほら、たま〜にいるじゃないですか…SNS上で人の考えを否定して自分の考えを押し付けるような人。
自分の考えを知ってもらうだけであれば、誰の害にもならないかと思いますので、SNSで他人に噛みつくくらいならブログ上で自分の思うことを発信していればいいんじゃないかと思うわけです。

この記事を読んで「何言ってんだコイツは」と思う方もいるでしょう。それはそれで良いんです。なぜならそれがその人の考え方だから。

以上、ダラダラ雑感でした。
いや〜それにしてもアレですね、物価高騰ヤバイですね。野菜とか超高いんですけど。

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